行く?
父「富士山登ってみる?」
子「いいね!」
ということで登ることに。
私は昔仕事で(たしか)5回チャレンジしたことがあり、3回登頂、2回は悪天候で断念という結果。
20年ぶりくらいなので楽しみよりも不安の方が勝っている感じがしますが、思い立ったので準備をすることに。
準備
装備品
装備品ですが、富士山は寒い。
雨が降るかもしれない。
雨具兼防寒具は必須。
登山靴。
リュック。
ヘッドライト。
いろいろ必要ですが、昔使っていたものはもうないので買わないと…。
と思ったのですが、あれこれ探しているうちに見つけたのがレンタルサイト。
このサイトで道具一式を予約することに。
靴のサイズは0.5-1センチ大きめ、リュックのサイズを選択、レインコートはやや大きめがいいかな?と思います。
現地受取はサイズ変更などができる可能性がありますが、お店が9:00~なので朝早く登山を開始するには不向きかな?と思います。
今回は自宅郵送に。
クーポンコードの入力欄があるのですが、自宅郵送なら使えるのでお得かも。
私は今回日帰りなのでクーポンコードのみ使わせていただきます。
こんな感じの装備品が届きます。
- 登山靴
- リュック
- ヘッドライト
- 足に着用する砂除け
- レインウェア
- サービスの厚手の靴下
- 画像には無いですがストック
富士山登山チケット
下のリンクからQRコードを発行しておきます。入山するのに必要。
富士山登山チケット (静岡県側)
他に山の保全のための協力金1,000円を納めます。
夜間の登山の場合は宿泊予約をしていないと入山できないようです。
山梨県側(吉田口)の富士山登山は山梨県のページから。吉田ルート用*協力金2,000円
宿
楽天トラベルで登山口へのバスが出ている駐車場まで40分ほどの宿を予約。
2人で6,500円ほど。
移動手段
選択肢は
- 新幹線で新富士→バスで5合目
- 車で5合目
- 登山ツアー
今回はマイカーで向かいます。
富士登山記
最初に書いたように軽い感じで行きたくなったので行ってみるかと。
子どもに声をかけて二人で行くことに。
決して舐めているわけではなく、ちゃんと装備品を整えないとな。と思って準備もしていきます。
リュックに入れたのは
- 水 650ml×6本
- ジュース1本
- カロリーメイト2箱
- inゼリー2個
- 軍手2双 650ml×6本
- ジュース1本
- カロリーメイト2箱
- inゼリー2個
- 軍手2双
- タオル2枚
登山前日に車で現地入り。運転時間は6時間はかからなかったくらい?
21:00くらいに到着して夕食。
翌日は4:10起きの予定だったので早めに寝たいものの0:00すぎまでスマホで動画を見たり。
1:00、寝れない。
2:00、寝れない。ヤバイなと思い、シャワーを浴びてみる。
3:00、寝れない。
みたいな感じでほぼ寝ずに4:10に。
息子は良く寝ていました。エライ。
元々緊張しやすいタイプでこんなこともあるだろうな。とおもってはいたものの、こんなことは起きてはほしくなかった。
それでも出発の時間になったので、予定よりも遅い4:50に出発。
5:30に水ヶ塚駐車場に到着。駐車場代は1,000円。
バスは6:00が始発ですでにめっちゃ並んでいます。
5合目までのバスは往復で2,200円。
並んでいる間に入山登録をしているか、協力金の支払いが終わっているかチェックをされるかもしれません。
スムーズにバスに乗る場合は5合目でも同じチェックをしているのでどちらでも。
協力金を支払うと、支払った証明を兼ねて記念品のストラップがもらえます。
入山登録の方は腕に紙のバンドをつけます。
バスの乗車時間は30分くらい。
ほとんどの人は寝ています。
今回は6:00始発のバスの2号車(増発分)に乗れました。
これが最後の2人分の席(ガイド席+補助席)でラッキー。
次のバスは最悪の場合1時間後なので。
富士登山の案内には目安の時間が書かれています。
こんな感じ
↓
上りの倍速で下るそうです。
4時間20分で上り、2時間5分で下りる。
バスが5合目に到着
飲み物はもう定価で買えません。
無料のトイレもここが最後。
トイレを済ませて、装備を整えて7:11出発
歩き始めて1分。
汗が止まりません。
心拍数もめっちゃ高い。
しんどい。
高山病の場合は高度を下げるしかないのですが、休むと歩けるようになるので休み休み進む。
7:30 6合目 雲海荘 到着
汗がヤバイ。のども乾く。
少し高度が上がるだけで休まないとキツイ。
8:38 7合目 御来光山荘 到着
9:47 元祖7合目 山口山荘 到着
11:06 8合目 池田館 到着
途中、お賽銭?スポットが
この辺で休み休み上っていると、日本語ペラペラの外国人の方から「大丈夫ですか?」と。
山に精通していそうな感じの人で、知り合いの日本の人もいる感じ。
この人と一緒に上っていた方(この人は日本語はわからない)から「しんどい?(って言ってると思う)」サプリメント?をもらう。
ガシャガシャと手に振ってくれて、20粒くらい出てきたからあわわわとなるのかな?と思ったら、1.2.3…と数えて、
1回10粒ね。
これ2回分だから。
しんどくなったら飲んでみて。
ということでした。
1回10粒は多くないですか?と思いながら、飲みます。
ちょっとラクになった気がしないでもない。
12:50 9合目 万年雪山荘到着
チップスターも気圧の関係でパンパンに。
下はガスが発生していて何も見えなくなっています。
この辺で会ったご夫婦。
旦那さんは山登りに慣れていそうで、奥さまはしんどそう。
がんばってください。ゆっくり上ってくださいね。
ゆっくり上ればきっと登頂できます。
と言いながら私も休む。
顔色はよくないはずなので、大丈夫ですか?と逆に声をかけられ、頭痛薬もありますよ。
ということでしたが、頭痛薬を飲んで高度を上げると怖いので大丈夫です。
ゆっくりなら上れると思うので。ということをお伝えしました。
14:10 9合5勺 到着
目指すのはあの辺、天気はとにかくいい。日差しもマシでちょうどいい。
これだけ上りやすい日はなかなか無いです。
あの少しだけ見える鳥居。あれがゴールです。
最後の岩、階段を上り
15:40 山頂到着
山頂には郵便局があるので、記念切手や登頂証明書を買う予定でしたが、私が遅すぎて間に合わず。
営業は14:00までです。
とりあえずトイレに行く。
横で嘔吐している人や高山病にかかってしまった人がぐったりしていたり。
3700Mを超える世界はやっぱり普通ではないです。
眠くて眠くて体調が良くないので、
息子に「泊まっていこうか」と声をかける。
体調が良くないので泊まりたいと言う父に対して、息子の一言。
「えっ、シャワーとか無いやん。下山するぞ」
荷物をまとめて下山します。
17:10 出発
高山病ではない?ものの、高度が下がれば動悸もおさまってくるはず。
そう信じて歩きます。
17:37 9合5勺 到着
ぼちぼちのペースで下山できているはず。
18:18 9合目 万年雪山荘 到着
この辺もぼちぼち。
この時間帯からいよいよ辺りが暗くなってきて、まさかのヘッドライトが必要な状態に。
19:30?? 元祖7合目 山口山荘 到着
登山開始から半日が経ち、さすがに体力的にもしんどくなってきて
「体力的に無理やから、ここに泊まる」
「泊まれますか?2人」
「満室です」という回答だったので泣く泣く下山することに。
と思ったら、この時間になっても予約の方が1組来られていない。
おそらく来られないのでどうぞ。と案内してもらえることに。
命びろいした。
息子は不満もあるだろうけど。
1人1泊12,000円也。命には代えられません。
20:00? 寝ます。
4:30 起床
かなりスッキリ。薄っすら残っていた吐きそうな気持ち悪さも無い。
これなら普通に下山できるでしょう。
御来光もぼちぼち見れたようですが、あんまり興味が湧かずゆっくりしていました。
6:16 7合目 御来光山荘 到着
もう行くことはないだろうな。と思いながら下ります。
6:55 6合目 雲海荘 到着
7:10 下山
駐車場までの帰りのバスも毎時0分発なので8:00まで休憩をして駐車場へ。
なんとか生還しました。
ただただ息子に迷惑をかけて申し訳ない。という富士登山でした。
彼は高山病にかかることもなく、余裕で上り、楽勝で下りていました。
消費した飲み物は、
私 水650ml×6本+ジュース700ml
息子 水650ml×3本+ジュース700ml
ちゃんと寝ていたらもう少しマシだったとは思いますが、それもどうなっていたかわからないです。
ただ、体調は万全で山に挑みたいですね。
無理はしないようにしましょう。
私は生涯最後の登山でいいかな?
おつかれさまでした。